適職

中小企業診断士としての資質を確認

中小企業診断士としてのコンサルティング業務は、多くの起業に関わることができ、また多くの事業に関わることができる魅力的な仕事です。

様々な人と関わる仕事であり、経営パートナーと言われるまで深く関わることがあるからこそ、一般企業に務める人以上の人材が求められているのです。

では中小企業診断士が適職といえるのはどのような人なのでしょうか?

人と一緒に仕事をするのが好きな人

中小企業診断士として最も必要な能力はコミュニケーション能力であることは再三お伝えいたしました。

数値から見えてくるのは会社の上辺だけでの情報であり、経営者・管理者、時間と協力が取れれば従業員からもヒアリング(対話)を行い、そこで初めて現在の企業実態を把握することができ、今後の経営に向けての提案書を作成するための材料とすることができるのです。

提案、助言、アドバイス、相談など言い方は様々ですが、結局は対話です。

人と人が対話するということは、その人の性格、人間性、ひととなりまでを把握していなければ有意義な対話を行うことはできません。

人の役に立つことが好きで親身になれる人

中小企業診断士は中小企業のために存在しています。
診断士の働き次第によっては倒産寸前の経営状態からの脱却も不可能ではありません。

経営者から相談を受けることに喜びを感じられるという診断士が多く存在します。
支援、アドバイスを行うという立場ではありますが決して上から目線ではなく、経営者・従業員と同じ目線で、同僚・パートナーとして経営改善に取り組まなければいけません。

情勢に左右されやすい企業が多いことから、今後の見通しを経てて状態を維持するために、景気が良い状態でも診断士との対話は企業側に大きなメリットとなります。

冷静かつ的確に物事を判断出来る人

コンサルティングの基本は現状把握です。
それは診断士だけが把握できれば良いわけではなく、経営者(企業側)が経営状態を完全に把握できなければいけません。

診断を依頼する段階で、企業側も経営状態の悪化を懸念しているということは想像できますが、実状としては経営者が想像しているよりも悪いということが少なからずあります。

第三者として客観的に企業評価を行うという面も診断士には求められているのです。

決断力がある人

経営者が診断士に求めているのは的確な答えです。
もちろん診断士からの提案を受け入れるか決定権があるのは経営者ですが、絶対に正解とは言えない答えを診断士は出さなければいけません。

もちろん何も材料がないところから最適であろう答えが出てくるわけはなく、様々な情報による裏付けがあるからこそ、自身をもって提案などができるのです。

与えられた仕事だけじゃなく自ら仕事を探す人

資格を取得し診断士として登録したからといって、常に仕事が舞い込んでくるかというと、それほど楽観的でもありません。

名称独占資格である中小企業診断士には営業力が求められます。
特に独立を考えている人は、資格取得後にマネジメント会社や支援センターなどにて経験を積む際にも、人脈を築くことを怠らずに仕事をこなさなければいけません。

営業を行うという時点で、一般的なビジネスパーソンに求めれているマナーや能力などは基本として抑えておかなければいけません。

何事も受身では始まりません。
自分の能力を高めるためには積極性が必要なのです。

向上心がありアンテナが広い人

経済情勢に左右されやすい経営状態を商品として扱っているとも言える診断士は、常に最新の情報を把握していなければいけません。

中小企業診断士としては鉱工業や製造業、身近な商店街にもある商業、現在多くの企業が参入しベンチャーとしても起業しやすいIT、情報業などの部門に以前は分かれておりましたが、現在では企業の多様化が進み、全ての知識を保有している必要があります。

様々な分野の知識、情報を保有しつつ、自分の得意分野を選定し、より深い知識を身につけることができれば、それは確実に強みになります。

ビジネスパーソンとしての中小企業診断士

中小企業診断士の資格を取得したからといって、全ての人がコンサルティング業務についているわけではありません。

企業内診断士とも言われますが、将来管理者、経営者を目指している人にとっては、中小企業診断士の資格を取得する為の勉強は必ず役に立ち、資格を取得できた場合には、企業内での評価に繋がりキャリアアップが望めるのです。

経営者の資質を身につける

資格の勉強により管理・マネジメントなどの能力を身につけることができます。

上でご紹介した中小企業診断士としての資質は、資格の勉強により身につくものではありません。しかし資質とは言いましたが、努力することで誰しもが身につけることができる能力でもあります。

コミュニケーション能力、分析力、企画力、決断力、積極性、情報収集能力、営業力など、中小企業診断士と経営者、管理者には同じ能力が求められているのです。

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