就職,独立

中小企業診断士になるまでの流れ

資格試験に受かれば誰でも中小企業診断士というわけではありません。

第1次試験合格が最初のステップ

筆記試験による経営に関する幅広い知識を持ち合わせているかが試されます。

第1次試験合格者は、養成機関による養成課程を修了するか、第2次試験を受けるパターンに分かれます。

養成課程

中小企業基盤整備機構や登録機関などにて、第2次試験と実務補習に相当するカリキュラムとして実習を中心とし、平日、夜間、休日などを利用し半年から2年間に渡って養成課程を修了することで資格を取得できます。

第2次試験

実務を想定しての診断・助言を行う筆記テストと、口述試験に合格する必要があります。

試験合格者は、15日間以上の実務補修をうけるか、15日以上の実務経験を積むことで資格を取得できます。

中小企業診断士として登録

資格取得者は、第2次試験合格証書と15日以上の実務、実務補修を受けたことを証明する書類の送付が必要となります。

養成課程を修了した人は、上記に代わり養成課程修了証を送付申請します。

登録証の発行

申請から約1ヶ月で郵送にてカードサイズの中小企業診断士登録証が送られてきまして、晴れて中小企業診断士と名乗り働くことが出来るようになります。

就職と独立の分かれ道

中小企業診断士としてコンサルティング業務を本職とする場合には、コンサルティング会社へ就職するか独立するかに分かれます。

もちろん現在勤めている企業内にて、自社の経営、財務診断などを行ったり、取引先企業からのコンサル依頼を受けることもできますが、資格を取得したからといって、現在の職が変わる程のことは無いと考えられます。

会社への就職で経験を積む

コンサルティング会社へ就職する場合には無資格でも就職することができますが、有資格者の方が圧倒的に有利です。

中小企業支援センターでも職員を募集していることも有り、経験によってはセンターのマネージャーとして、依頼内容に応じて登録されている専門家(中小企業診断士、会計士、税理士など)を派遣、相談に充てるなどの仕事があります。

中小企業診断士として独立を考えている人でも、経験を積み人脈を築くためにも会社への就職は必須であると考えられます。

独立してからが大変です!

ある程度の経験を積むことで頭に浮かぶのが独立という二文字です。
しかし独立して一人で仕事をする場合には営業力が必要となります。

コミュニケーション能力が高くなければ、営業、コンサル業務自体も順調に進むはずはありません。
独立して成功している人の大部分はコミュニケーション能力に優れた人であることは言うまでもありません。

人脈を頼り紹介のみで確実に収入を得られるという保証はありませんので、独立当初は様々な営業方法を模索する必要があります。

独立に向けての講習会や研究会などが開催されており、独立した先輩診断士の話を聞きノウハウを吸収することをお勧めします。

専門性を活かして自分の得意分野に特化した営業などが効果的かも知れません。
現在成功されている人の中にも、地道に電話での営業を経験している人が多くいるということを忘れないで下さい。

更新をお忘れ無く!

中小企業診断士は常に新しい知識を学ぶ努力をしなければ、仕事をこなすことができない職業です。

診断士が国家資格として認定されているということは、国がその知識を認めているともいえることですので、資格に対する更新制度があります。

有効期限は5年です!

資格の有効期限は5年間とされておりますので、資格取得後は5年毎に更新をおこなわなければ中小企業診断士と名乗ることはできなくなります。

登録時と同様に更新するための条件がありまして、それを満たしていないと更新は行われません。

更新に必要な条件

有効期間5年以内に以下の2つの条件を満たしていなければいけません。

新しい情報・知識の補填

中小企業診断協会や経済産業省指定の養成期間、中小企業大学が行う研修を受ける、または講師を努める。
中小企業診断協会が行っている論文審査に合格する。

いずれかを合わせて5回行う必要があります。

実務経験・実務能力の維持

行政、中小企業支援センター、中小企業基盤整備機構、中小企業などに対して相談業務、診断、経営アドバイスなどの業務を30日以上行う。

企業内にて財務診断や経営革新提案、取引先起業に対する経営コンサルティング業務なども実務に含まれます。

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